Steam Locomotive Train in Frankfurt Suburb

乗車日:October 14, 2002




フランクフルト郊外で、秋から冬にかけて
蒸気機関車の牽引する特別列車が
何日か運行されているという話を聞きました。

ドイツ出張の際、ドイツのオフィスの人が、
その日程を調べてくれて、たまたま出張中の週末に
蒸気機関車の運行日と重なったので、
そのドイツ人の人と一緒に乗りに行きました。

列車の始発駅はフランクフルト郊外のBad Homburgです。
ここから、フランクフルトの北に横たわる山塊、
マインタウナスを抜け、UsingenまでのShort Tripです。


この日は、この秋一番の冷え込みで、
気温は5℃以下程度まで下がっています。



次のFriedrichsdorfでローカル列車と交換です。
蒸気機関車の煙で、白い駅舎が霞んでいます。


列車は、5両ほど繋いでいます。
車両の両端にオープンデッキがある古い客車で、
前よりの2両が2等車で、後ろ寄り2両が3等車。
その中間にビュッフェの付いた車両があって、
軽食を食べたり、コーヒーを飲んだり出来ます。

ビュッフェで、軽食とコーヒーを摂り、
デッキで流れ行く景色を見ていました。



これはマインタウナスの山間の駅での一コマです。
色付いた木々が鮮やかでした。


どんよりとした曇り空の下、
霧がかかって視界の利かない野原を
白い煙を吐きながら列車は走って行きました。



しばらくオープン・デッキに立っていると、
手が悴み身体も冷え切ってきました。
時折、車内に戻って暖をとっていました。

そしてBad Homburgから40分ほど、
野原が続いていた車窓に家が建て込んでくると
列車の終点Usingenに到着です。

列車がホームに着くと、多くの乗客が
蒸気機関車に集まり記念撮影会が始まりました。



フランクフルト近郊の蒸気機関車の旅。
小さな旅でしたが、とても楽しい旅でした。





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